3月20日にウィンザー城の庭で英BBCスタジオが撮影したものだ。翌21日には皇太子妃がチャールズ国王とプライベートなランチを共にし、病気や動画の公開について相談していた。
そして動画は、22日午後6時に公開された。英紙『The Sunday Times』によると、皇太子妃はこの日に発表するのが良いタイミングだと考えていたという。当日は、3人の子ども達が通う「ランブルック・スクール」の学期が終了し、翌日からイースター休暇の春休みが始まった。
これに対し英メディア『Daily Mail Online』が現地時間2日、皇太子妃の動画はBBCの入念な作戦によって撮影されたものではなかったと報じた。
ある有力な情報筋は、皇太子妃ががんを公表したタイミングについて、誰かが真実を掴んだことが理由だった明かした。ケンジントン宮殿は、キャサリン皇太子妃の診断結果について連絡を受けたため、急遽公表する必要に迫られたという。
皇太子妃の医療情報に関するリークは、「ザ・ロンドン・クリニック」からなのか、もしくは口の軽い王室スタッフによるものかは不明とのことだ。
皇太子妃ががんの闘病を公表後、世界中からお見舞いとサポートのメッセージが届き、英国では“がん”の検索数が上昇するなど、病気に対する意識が高まった。
そのため同メディアは、「理由はどうであれ、キャサリンに対する万人からの称賛は、それが正しい決断であったことを裏付けている」と記している。
なお、ケンジントン宮殿が動画を公開する3日前には、「ザ・ロンドン・クリニック」の職員がキャサリン皇太子妃の医療記録への不正アクセスを試みたと報じられた。
当時、ある関係者は「クリニックの上層部は、この事実が発覚した直後にケンジントン宮殿に連絡し、完全な調査が行われることを保証しました」と話していた。
その後、クリニックでは皇太子妃の医療記録への不正アクセスに関する調査が行われ、3人の職員が停職処分を受けた。
画像1枚目は『The Prince and Princess of Wales Instagram「A message from Catherine, The Princess of Wales」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)