米カリフォルニア州のガソリンスタンドで16日、2歳女児がエンジンをかけたまま停車していたピックアップトラックにはねられて死亡した。トラックの所有者の男性は当時、店内で支払いを済ませており、運転席には3歳児が座っていたという。悲劇の事故を米ニュースメディア『CBS News』などが伝えた。
カリフォルニア州サクラメント郊外ウッドランドのガソリンスタンドで16日午後3時45分頃、アイラーニ・サンチェス・マルティネスちゃん(Ailahni Sanchez Martinez、2)がピックアップトラックにはねられて死亡した。
トラックの所有者である男性は当時、エンジンをかけたままガソリン計量機前に停車し、後部座席のチャイルドシートに3歳の子供を残して、店内で支払いを済ませていた。
ウッドランド警察によると事故発生時、トラックの運転席には3歳児が座っており、父親が店内にいる間に後部座席から運転席に移動したようだという。
そしてトラックは3歳児が運転席に座った状態で前進し、ガソリンスタンド隅のメキシコ料理の屋台そばにいたアイラーニちゃんに向かって突進した。
アイラーニちゃんの両親は当時、屋台の準備中だったそうで、父サンドロさん(Sandro)は事故発生時の様子についてこのように語った。
「娘は屋台近くのテーブルに一人で座り、タコスを食べていた。すると突然悲鳴が聞こえ、トラックが娘に向かって突っ込むのが見えて駆け寄った。」
「そうしてトラックのドアを開け、ブレーキをかけた。その時はトラックを止めることができると思ったが、すでに手遅れだった。全てが1分以内に起き、娘は逝ってしまった。」
アイラーニちゃんは家族によって搬送された病院で死亡が確認されており、