見ているだけで、存在そのものが愛らしい子供たち。ときには無垢な子供たちの言動が私たちの心を癒やすことがある。そんな子供たちによって、思わずほっこりさせられたエピソードをいくつか紹介しよう。
まずは2023年10月、アメリカで起こった出来事から。米フロリダ州ヒルズボロ郡保安官事務所に「911」の緊急通報が入った。しかし電話はすぐに切れてしまったため、スコット・プラハト保安官代理(Scott Pracht)が確認のために電話の発信地へ向かった。
そこは民家で、通報したのはそこに住む男の子だったということが判明。男の子は母親の目を盗んで勝手に911に電話をかけてしまったという。そこで母親が息子に電話した理由を聞くと、「だってハグがしたかったんだ」というなんとも可愛らしい答えが返ってきた。それを聞いたスコット保安官代理は思わず笑ってしまい、男の子が駆け寄ってハグをすると、保安官代理もギュッとハグを返したのだ。
男の子は「おじさんの電話番号が911なのは知っているよ!」と無邪気に話しかけたが、保安官代理が「911が何のためにあるのか知っているかい?」と911の使い方を優しく丁寧に説明すると、男の子は「ごめんなさい」と小さな声で素直に謝った。保安官代理は男の子とグータッチをして立ち去ったという。このやり取りに人々から「なんて無邪気で可愛いの」「優しい保安官でよかった」「心が温まるやり取りだね」「これは怒れないな」などの声があがった。
また2022年6月には、ある男の子が見せた優しさが人々をほっこりさせた。幼稚園(または保育園)の椅子に男の子3人が座っていたのだが、左の青いTシャツの男の子は眠くなったようで座ったまま体を前後左右に揺らし始めた。すると隣にいた真ん中の男の子がそれに気づき、ソワソワした様子で観察を始めた。
そして居眠りする男の子の体が左側に倒れそうになるのを見ると、