エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】和牛は“腫れ物”のような扱い 2人の楽屋の重苦しい雰囲気をケンドーコバヤシが語る

2人は無言のままでそこにいた。水田信二は鏡に向かって座っていたが、鏡に映った自分の顔を見ておらず、川西賢志郎は私服を畳んでいたという。

ケンコバは部屋の真ん中にあるソファーに腰を下ろしたものの、2人から特に挨拶もなく沈黙が続いた。もう一度、水田の方を見ても鏡の中の彼と目が合うことはなく、川西の方に目をやると同じ服をまた畳み直していた。そのままケンコバは2分ほど座っていたが、「ごめん! やっぱ無理」と言って楽屋を飛び出したそうだ。

あとで川西に聞いたところ、この日の出演者で楽屋を訪ねてきたのはケンコバだけで、番組によってはディレクターも打ち合わせに来ないこともあるという。解散を発表して以来、和牛は腫れ物のように扱われてきたので、逆に何事もなかったように楽屋に入ってきたケンコバの優しさが伝わり、嬉しかったそうだ。ちなみに、和牛は2人ともタバコを吸わないので、喫煙室で時間を潰すこともできず、コンビは部屋でじっとしているしかないのだという。ケンコバは「3月末までこういう楽屋が続くらしいんで、皆さんぜひ業界の方、“和牛様”という楽屋見かけたら、ぜひ飛び込んでみてください」と笑い、それを“和牛チャレンジ”と名付けていた。

コンビ解散後は2人とも吉本に残り、各々で活動するという和牛。ただ川西は、漫才について「もうやめる」「新しいコンビ組んで、というのはない」と12月22日深夜放送のラジオ番組『和牛のモーモーラジオ』(文化放送)で断言しており、和牛の漫才を劇場で見ることは不可能になってしまったようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

業界関係者に“和牛チャレンジ”を勧めるケンドーコバヤシ

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