仔犬の頃に、介助犬のトレーニングに参加することになったラブラドール・レトリバーは、その賢さを活かしてトレーニングに励んでいた。しかし、自身を優先するような行動が目立つようになり、「介助犬には向いていない」と判断され、トレーニングから外れることになった。その後はある家で飼い犬として過ごすも、介助犬としてのスキルを忘れておらず、飼い主のために“いろんな物”を持ってくるという。可愛らしい姿を捉えた動画には、「素晴らしい仕事ぶりだ」「専属のスタイリストだね」などといった声が届いている。動物専門ニュースサイト『The Dodo』などが伝えた。
米カリフォルニア州ペングローブにある介助犬のトレーニングなどを行う団体「Paws for Purple Hearts」で、仔犬だったラブラドール・レトリバーの“レオ(Leo)”は介助犬になるための訓練を受けていた。レオは賢く聡明であり、介助犬としての資質はあるように見えた。しかし、他者より自身の都合を優先してしまうことが多く、介助犬として働くのは難しいと判断された。
レオはトレーニングプログラムから外れ、サマンサ・ウェルボーンさん(Samantha Welborn)の家で飼われることになった。サマンサさんは当時、2歳になる前だったレオの様子について「レオのような犬は、“転職犬(career change dogs)”と呼ばれています。レオは介助犬としての仕事を楽しんではいたものの、カウンターの上や戸棚から物を取ってきてしまうなどの問題行動もありました」と振り返る。
サマンサさんの家にきて、普通の飼い犬として過ごすようになってから3年が経ったが、