先月23日、米テキサス州で銃撃事件が発生した。容疑者は17歳の少年で、友人3人を自宅に呼び、母親に買ってもらったという銃を自慢していた。そして何の脈絡もなく、突然一緒にいた2人の友人の頭を銃撃し、1人は死亡、もう1人は重傷を負った。逮捕された少年は、「ずっと人を殺したいと思っていた」と驚きの犯行理由を話していることを米ニュースメディア『KHOU』などが伝えた。
先月23日夜、米テキサス州フレンズウッド市ラサール通りにある民家から発砲があったと警察に通報が届いた。警察官らが現場に駆けつけると、この家に住むコナー・ヒルトン(Connor Hilton、17)が動揺した様子で外にいた。警察官が「ケガ人はいるか?」と尋ねると、コナーは「います。死んでいると思う」と言って2本の指を立てて家の方を指した。
警察官が家の中に入って確認すると、床に横たわるイーサン・ライリーさん(Ethan Riley、18)とベンジャミン・ブリークさん(Benjamin Bliek、19)、そしてテーブルの上に置かれたリボルバー(回転式拳銃)を発見した。2人は頭を撃たれており、すぐに地元の病院へ運ばれた。懸命な治療が行われたが、翌日にイーサンさんの死亡が確認された。また、ベンジャミンさんは現在も深刻な状態が続いている。
事件当日、別の警察官が家の中を捜索すると、バスルームに3人目の友人が隠れているのを発見した。この友人は家の中で銃声を耳にしたと言い、バスルームに身を隠して警察に通報したという。そしてバスルームの前を通り過ぎたコナーが、泣きながら「なんてことをしてしまったんだ」と呟いているのを聞いたそうだ。
殺人罪および重傷を負わせた加重暴行罪の容疑で逮捕、起訴され、現在はガルベストン郡刑務所に拘禁されているコナーは、