チャールズ国王が、戴冠式のリハーサル中に自分の指について「ソーセージみたいだ」とジョークを飛ばしていたことが明らかになった。王室ファンは以前から、国王の両手の指が太いことに注目してきたが、本人はその原因について明らかにしていない。彼が誕生した時、母のエリザベス女王はその手の形について「興味深い」と感じていたという。
英国の君主に即位したチャールズ国王の一年を振り返るドキュメンタリー番組『Charles III: The Coronation Year』が、現地時間26日に英テレビチャンネル「BBC One」で放送される。
90分にわたる同番組は、5月にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われた国王の戴冠式に向けた準備に密着したものだ。未公開の舞台裏映像や主要関係者、王室上級メンバーなどへの独占インタビューなどを交えながら、過去12か月の多忙な日々や貴重な瞬間が捉えられている。
同番組の一部を英国放送協会『BBC』などが紹介しており、チャールズ国王が戴冠式の複雑な準備に没頭する気さくな姿や、息子ウィリアム皇太子との温かな親子関係も垣間見られるようだ。
戴冠式のリハーサル中に撮影された映像では、ウィリアム皇太子が父チャールズ国王の頬にキスをする練習をしている場面がある。
ウィリアム皇太子が父の右頬にキスをすると、国王はもう一方の頬を指差しながら「こちらじゃなかったのか?」と尋ねた。周囲の聖職者達から笑いが起こる中、皇太子は「左の方が良い頬をしているよ!」と答えると、父の左頬にキスをした後、その顔をくすぐるように撫でた。
また別の場面では、ウィリアム皇太子がチャールズ国王に、王権を象徴する神聖な刺繍が施された帯状の布“ストール・ロイヤル”を手渡す練習をしている。
この時、皇太子は国王が纏うローブの前身ごろをクラスプで留め合わせる役目も担った。しかしなかなか手際よく進められないため、