ベルギー、オースト=フランデレン州アウデナールデ市の市場で今月21日午後7時頃、広場のクリスマスツリーが強風で倒れ、63歳の女性が下敷きになって死亡した。高さ20メートル、重さ5トンのツリーが倒れる様子は監視カメラが捉えており、衝撃が広がっている。ベルギーのニュースメディア『VRT NWS』などが伝えた。
倒れたクリスマスツリーの下敷きになり亡くなったのはアウデナールデ市に住む63歳の女性で、ほかに2人が軽傷を負った。
マーニク・ドゥ・ムルメステール市長によると、女性は駆けつけた救急隊員によって蘇生処置が行われ、非常に危険な状態のまま病院に搬送されたものの、頭部の怪我が致命傷となり死亡したという。
当時の監視カメラの映像には、傾いたツリーがしなるようにして一気に倒れる様子が映し出されており、ムルメステール市長は「クリスマスツリーは頑丈な造りだったが、予期せぬ大雨と強風により、人がたくさん集まっていた市場近くで吹き倒されてしまった」と述べ、死亡した女性の家族らに哀悼の意を表した。またクリスマスのために開催されていた市場だけでなく、子供用のアトラクションも閉鎖を発表し、ツリーは撤去された。
しかしながら問題のツリーは11月末頃から傾いており、「ピサの斜塔」などと呼ばれていたようで、