米ニューヨーク州の高級アパートの地下に設置されたゴミ圧縮機の中で今月1日午後、前夜から行方不明になっていた24歳の女性の遺体が発見された。ニューヨーク市警察(NYPD)は現在、女性の死について「犯罪が行われた形跡はない」としているが、事故死を疑問視する声が多数あがっている。女性が遺体で発見される数時間前に捉えられた映像とともに、米ニュースメディア『NBC New York』などが伝えている。
ニューヨーク市マンハッタン区チェルシーにある13階建て高級アパートの地下で1日午後、ジャクリーン・エルムクイストさん(Jaclyn Elmquist、24)の遺体が発見された。
ジャクリーンさんは前夜、マンハッタンのステーキハウスで行われた会社のパーティに参加し、レストランの近くから同僚がタクシーに乗せた後で行方が分からなくなったという。ミネソタ州出身のジャクリーンさんは、リクルーターの仕事を11月に始めたばかりで、ジャクリーンさんが帰宅せず、翌朝職場にも姿を現さなかったことを心配したいとこがXで情報提供を呼びかけていた。
そして1日午後2時40分頃、NYPDはチェルシーの高級アパートから「怪我をしている人がいるようだ」と通報を受けたそうで、翌2日には女性がジャクリーンさんであると断定し、次のように公表した。
「540・ウエスト28thストリートのアパート地下のゴミ圧縮機の中で、意識不明、無反応の24歳の女性が発見された。女性は救急隊により、現場で死亡が確認された。」
さらにNYPDはこの件について、「ジャクリーンさんはゴミ投入口から落下したことで頭や身体に損傷を負ったと思われ、犯罪の決め手となる証拠はない」と初動捜査の結果を伝えていた。
しかしながら、ブルックリンに住むジャクリーンさんはこのアパートの住人ではなく、知り合いがいたわけでもないうえ、入り口に常時ドアマンがいる建物内にどのように入り込んだのかは不明だという。また家族は、ジャクリーンさんの携帯電話の位置情報を追跡していたが、