実業家で第45代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ氏(77)の長女であるイヴァンカ・トランプが10月30日、42歳の誕生日を迎えた。チェコスロバキア(現チェコ共和国)出身の母イヴァナ・トランプさん(2022年、73歳で死去)がモデルであったのと同様に、イヴァンカもモデルとしてキャリアを積み、その後「トランプ・オーガナイゼーション」の副社長に就任して実業家としての頭角を現した。また、父親が大統領就任中には大統領補佐官を務め、政治活動も行った経験を持っている。私生活においては、2009年に不動産開発会社「クシュナー・カンパニーズ」の御曹司であるジャレッド・クシュナー氏(42)と結婚し、2人の間には3人の子供がいる。
現地時間11月8日、42歳になったばかりのイヴァンカ・トランプは、父親のドナルド・トランプ氏が主な被告であるトランプ・オーガナイゼーションの持ち株会社を通じた金融詐欺の民事裁判の証人として出廷した。イヴァンカは裁判所前で車を降り、エレガントな服装を身にまとって姿を現した。周囲に集まったデモの群衆から「犯罪一家!」とシュプレヒコールが叫ばれる中、それを無視するかのように、大勢の報道陣とカメラの前で笑顔を見せ、リラックスした様子で建物の中へ向かっていった。
この日イヴァンカは、濃紺のロングコートの下には白いTシャツと対照的なダークカラーのパンツスーツに身を包み、ヒールが高めのパンプスと完璧にスタイリングされたブロンドのロングヘアは、シックながらも彼女の美しさと180センチという長身を際立たせていた。普段の私服をみても、どちらかというとベーシックで品の良い着こなしをしているイヴァンカだが、自身が関与していた父親の会社に絡んで、主に父親が被告人となっており、大変難しい立場として証言台に立った中で、今回も品位と落ち着きを持った着こなしでこの場に臨んだ。
イヴァンカは2017年までトランプ・オーガナイゼーションの副社長を務めていたが、今回の裁判の核心となる事実への関与と知識を否定した。イヴァンカは、「私は彼(ドナルド・トランプ)の個人的な財務諸表には関与していません」と付け加えた。6日に証言した父とは異なり、