クリスマスに向けて世界の観光名所でイルミネーションの点灯が始まっているが、フランスでは「あわてんぼうのサンタクロース」さながらに、男が煙突にハマって抜け出せなくなるという事態が発生した。男は、空き家に煙突から侵入しようとしたが、途中でつっかえてしまい、警察官と消防隊員に救助されたという。フランスの日刊紙『Le Parisian』などが報じると、ネット上では「誰でもサンタクロースになれるわけではない」といった声が多数あがっている。
フランス南部にあるエロー県クレルモン=レロー市で11月10日の深夜、ある男が煙突から空き家への侵入を試みた。フランスの地方日刊紙『Midi Libre』によれば、男は20代で、煙突の中で身動きが取れなくなったため助けを求めて叫んだという。
翌11日の深夜3時頃、近隣住民は遠くから聞こえる男の叫び声に気付いて通報し、地元の警察官と消防隊員が現場に駆けつけたところ、不安定な体勢で留まっている男を発見した。男は煙突内で数メートル転落した後、煙突にハマってしまったとみられ、救出するために部屋の天井の一部を壊さなけばならなかったそうだ。
男が救出された頃には、煙突に閉じ込められてから数時間が経っており、引っかき傷などを負ったため、