吉本総合芸能学院(通称・NSC)の入学者数が、ここ数年で増加傾向にあるという。かつては東京・大阪で合計千人ほどの入学者がいたが、一時は半数近くにまで落ち込んだとのこと。なかなか回復しなかったため、関係者は危機感を募らせていたようだ。
18日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)にゲスト出演したマヂカルラブリーの村上は、あまりにもNSCの入学者数が減っていると聞き、「芸人になる人がいなくなっているのかなぁ」と寂しく思っていた時期があったそうだ。相方の野田クリスタルも「(NSCが)潰れるんじゃないか」と心配だったらしい。同番組で紹介されたデータによると、2003年をピークに入学者が減り始め、2015年から5年間は600~700人とピーク時の半分にまで落ち込んだ。村上は「YouTuberがもてはやされていた時期なので、お笑いの学校に行かなくても稼げるし、人気者になれるから」と、そちらに流れてしまったのではないかと分析している。
これまで吉本の若手芸人は劇場出演料が安く、アルバイトを掛け持ちでしなければ生活できない者が大勢いた。しかし2021年元日に行われた無観客配信イベント「マヂカルラブリーno寄席」のチケットが1万7000枚を売り上げ、吉本興業のライブ配信売上枚数歴代1位を記録し「お笑いライブの新境地を開拓した」と話題になってから、