「愛は永遠。愛に年齢制限はない」―そんな言葉をモットーにTikTokの更新を続けるカップルがいる。ところが女性(28)はフィリピン出身で、アメリカ人の夫(70)は42歳も年上であることから「金目当て」「お互いを利用しているのでしょう」などといったネガティブなコメントが後を絶たないという。「私たちは幸せ」と反論する夫妻のストーリーをYouTubeチャンネル『Love Don’t Judge』などが伝えた。
米カリフォルニア州オークランドに住むデイヴィッドさん(David、70)が、フィリピン人妻ジャッキーさん(Jakie、28)と出会ったのは2016年10月のことだった。
休暇でフィリピンを旅行中だったデイヴィッドさんは、フィリピンを含むアジアの女性との出会いを演出するデートアプリ「チェリーブラッサムズ(Cherry Blossoms)」を通してジャッキーさんのことを知ったそうで、現地で数回デートしたという。
そして2017年1月、デイヴィッドさんが再びフィリピンに飛んでデートを重ね、この旅行中にプロポーズ。ジャッキーさんはその場で受け入れて婚約した。
こうしてジャッキーさんがビザを取得したのはその年の10月のことで、渡米後の2018年2月、2人は結婚した。生活費のほとんどはデイヴィッドさんが払っているそうで、ジャッキーさんは地元のドラッグストアで稼いだお金を母国の家族に送っているという。
すでに仕事を引退しているデイヴィッドさんは、ジャッキーさんと出会った当時のことを「最初に彼女のプロフィールを見た時は興奮し、椅子から飛び上がりそうになったんだ。素晴らしい女性だと思ってね」と述べ、運命の赤い糸を感じたことを明かしている。しかし結婚となると、ジャッキーさんの両親よりも年上であることから「本当に僕でいいの?」と何度も質問したそうで、そのたびにジャッキーさんは「もちろんよ」と答えていたという。
さらにデイヴィッドさんは、「彼女と結婚した時、私の母はまだ生きていてね。ジャッキーのことをとても気に入って、家族に代々伝わる指輪をプレゼントしたんだ。ジャッキーの年よりもずっと古い指輪をね」と感慨深そうに語ると、こう続けた。
「ジャッキーは僕と結婚するまで、フィリピンでしか生活したことがなかった。それなのに家族や友人と別れ、僕のためにアメリカに来たのだからその勇気を称えたいよ。」
一方で、ジャッキーさんは「フィリピンでデイヴィッドに初めて会うことに同意した時、彼のプロフィール写真は見なかったの。だから彼がどんな人なのか、実際に会うまでは分からなかった。ただジェントルマンだということは感じていたわ」と笑い、このように続けた。
「彼との年齢差について、いろいろ言ってくる人がいるけど、私は彼との結婚を後悔していないわ。彼は私を愛してくれるし、私は彼をとてもリスペクトしているの。」
「それに結婚式にはデイヴィッドの家族と義姉妹も出席してくれたのよ。私の両親ときょうだいはフィリピンにいて出席できなかったけど、私たちのことはサポートしてくれているの。そんなこともあって、年に1度は母国に帰るのよ。」
そんな2人は2020年3月、ロックダウン中にTikTokを始め、2022年に「年齢差のあるカップルをインスパイアしたい」と本格的に動画の投稿を始めている。ところが2人には、