世界では年間1000人ほどが落雷の被害に遭うと言われているが、このほどメキシコのビーチで雷に打たれて男女2人が死亡する事故が発生した。落雷の瞬間は当時、その場にいた海水浴客と思われる人物が撮影しており、動画がSNS上で拡散され、衝撃が広がっている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
メキシコ中西部に位置するミチョアカン州のマルアタ・ビーチで現地時間15日の午後2時20分頃、グアナフアト州から夫と訪れていたエルヴィア・デ・ヘススさん(Elvia de Jesús、33)と、コリマ州テコマン出身のフェリックス・アンドレスさん(Félix Andrés)という男性が、落雷によって亡くなった。
当時、その場にいた人が撮影した動画には、偶然にも2人が落雷を受けた瞬間が捉えられていた。動画には、迫りくる雷雨から避難しようと天蓋付きのビーチハウスに逃げ込む人の姿が映っており、空には稲妻が走り、波が徐々に高くなりつつある様子が見て取れる。
そして、カメラが海岸を歩いているエルヴィアさんの姿を捉えた直後、大きな轟音とともに稲妻が彼女を直撃し、稲妻は砂浜を滑るように移動して、そばにいたフェリックスさんにも直撃した。落雷を受けた2人はその場に倒れ込み、