インドネシアで今月20日、傘をさして中庭を歩いていた警備員の男性に雷が直撃する瞬間をカメラが捉えた。閃光が走った直後に大きく火花が散り、火傷を負った男性はその場に倒れ込んでしまったが、奇跡的に一命を取り留めることができたという。『New York Post』などが伝えている。
不運にも落雷を受けてしまったのは、インドネシア首都ジャカルタ北部チリンシンで警備員として働くアブドゥル・ロジードさん(Abdul Rosyid、35)だ。アブドゥルさんは20日の夕方、いつも通り制服姿で中庭のパトロールを行っていた。
その日は霧雨が降っており、ビニール傘をさして歩いていたアブドゥルさんの姿を監視カメラが捉えていた。画面手前側から奥へ向かって歩く姿に特に変わった様子は見られないが、突然空からアブドゥルさんに向かって閃光が走り雷が直撃した。
アブドゥルさんは当時の状況について「傘の先端は鉄製のもので、左肩にトランシーバーを装着し、電源をつけたままの携帯を持っていました。携帯は操作しておらず、ただ手に持って歩いていたら雷に打たれたのです」と明かしている。
火花はアブドゥルさんの姿が見えなくなるほど降り注いでおり、