科学雑誌『Natureasia.com』のウェブサイトによると、鳥類の約90%が一雄一雌のつがいを形成し、互いを一生涯の相手にするという。今回オーストラリアで話題となっているフクロウにもつがいの相手がいたが、交通事故でその相手を失ってしまった。当時フクロウはかなり落ち込んでいた様子だったが、ペンギンのぬいぐるみによって元気を取り戻すことができたという。豪ニュースメディア『ABC News』などが伝えている。
豪ニューサウスウェールズ州ポート・マッコリーを拠点とする野生生物の一時的な保護育成と救援を行う企業「Fostering and assistance for Wildlife Needing Aid (FAWNA)」の鳥類コーディネーターであるカレン・レジャーさん(Karen Ledger)が保護した1羽の野生のメンフクロウが注目を集めている。
カレンさんはある日のこと、道路で死んだつがいの相手の傍を離れずにいるオスのメンフクロウを発見し保護したという。メンフクロウはオスとメスがつがいとして互いを一生の伴侶とするそうだが、このメンフクロウは一生涯の相手を失ったことで意気消沈していたようだ。カレンさんは豪ニュースメディア『ABC News』のインタビューに応じ、このように語っている。
「このフクロウは身体的には何も問題はなかったのですが、彼らは一生、つがいの相手と一緒にいるため(つがいの相手が死んで)かなり落ち込んだ状態だったんです。」
カレンさんによるとメンフクロウは保護されてから1週間ものあいだ、