飼い犬の“リリー(Lily、11)”が毎朝3年間、フェンス越しに挨拶を続けてきた友達犬が突然、姿を見せなくなった。そして数日後、飼い主と一緒に散歩に出たリリーは、いつものようにフェンスの前に来ると“悲しい事実”を悟ったようだ。当時のリリーの様子を捉えた動画とともに、米ニュースメディア『Newsweek』などが伝えた。
米フロリダ州に住むコートニーさん(Courtney、27)が今月13日、TikTokに動画を投稿したところ、多くの人の涙を誘った。
動画はコートニーさんの愛犬でメスの“リリー”と、朝の散歩コースの友達犬でオスの“ブッチ(Butch、9)”とのやり取りを捉えたもので、「リリーのフェンス越しの友達を訪ねることは、朝の散歩のハイライトだった」と言葉が添えられている。
そして「私たちが3年前に引っ越してきてから、リリーは毎日、ブッチに『ハイ!』と挨拶してきたの」と説明があり、リリーを見たブッチが庭のフェンスに駆け寄ってくる様子や、2匹が嬉しそうに尻尾を振って挨拶を交わす姿が次々と映し出される。
ところが最後の場面になると、フェンス越しにリリーを迎えるブッチの姿はなく、フェンス前に小さな十字架が設置されているのが見て取れる。十字架にはブッチの写真とハーネスが飾られていて、リリーはそのそばにゆっくりと近づくと小さな声で鳴いている。そうして何かを悟ったように振り向くと、