「呪われている」と店に2度も返品されたことで話題になった少女の絵が今月12日、世界最大級のオークションサイト「eBay(イーベイ)」で落札されたことが明らかになった。落札価格は、1680.01ポンド(約30万8800円)だったという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
英南東部イースト・サセックス州の小さな町、セントレオナルズオンシー(St Leonards-on-Sea)のチャリティショップ「ヘースティングズ・アドバイス・リプレゼンテーション・センター(以下、HARC)」に今夏、赤い服を着た少女の絵が寄付された。
持ち込んだのは白髪交じりの中年男性で、ある女性が25ポンド(約4600円)で購入したが、トラウマ体験が原因で返品された。その後、2人目の女性が20ポンド(約3680円)で購入したが、怪奇現象が続いたために返品された。
店のマネージャーのスティーブさんは当時、その絵について「部屋のどこにいてもジッと見られている気がした」と語り、2人目の購入者であるゾーイ・エリオット=ブラウンさん(Zoe Elliott-Brown、36)は、次のような恐怖体験を明かしていた。
・7月24日にその絵を持ち帰ると、愛犬は唸り声を上げ、食欲がなくなってしまった。また、決してその絵には近づかなかった。
・ゾーイさんの母ジェインさん(Jayne、68)は、絵を見ると急に震え出し、身体が熱くなり汗がふき出るホットフラッシュを起こした。逆に寒気を感じ、上着が4枚必要な時もあった。さらにトイレで壁に頭をぶつけて倒れたこともあり、ゾーイさんが救急車を呼んでいた。
・ジェインさんは絵に異様に執着するようになり、絵をじっと見つめているようになった。ゾーイさんが朝に目覚めると、ジェインさんが絵の少女の頬を撫でていることもあった。その絵をまるで家宝のように大切にし、処分しようとすると極端に嫌がった。
・ジェインさんは真夜中に、誰かが玄関の戸を叩く音を3日連続で聞いたが、見にいくと誰もいなかった。
・その絵に近づいてはいけないと分かっていても、人を惹きつけるなにかがあった。
・絵を購入してから2週間後、ゾーイさんとパートナーは散歩中に嵐に遭い、大きな黒い人影に遭遇して慌てて逃げた。
・絵を返品するために車を走らせていた8月19日、車のタイヤにネジが刺さっているのを発見した。
なおゾーイさんは、この絵を返品してから数日後、再び店に戻って絵を持ち帰り、