夏は海に遊びに行くことが増える季節。そのビーチではこれまでに世界各地で奇妙な物体や謎の生物がいくつも見つかっている。ネットを騒がせたその一部をご紹介したい。
2022年11月にブラジルのサンパウロ州の浜辺で発見されて物議を醸したのは、白骨化した手のような物体だ。人間のもののようにも見えるが、発見したデヴァニール・ソウサさん(Devanir Souza)が自身のビーチサンダルと比較したところ、ビーチサンダルよりもはるかに大きかったという。一緒にビーチにいた恋人のレティシア・ゴメス・サンティアゴさん(Leticia Gomes Santiago)が「骨の大きさと量からして人間のものではないと思うけど、一体なんなのかしら?」とSNSに投稿して話題となった。
レティシアさんが「もしエイリアンのものだったら怖いわ」と言うと、彼女の動画を見てSFファンタジー映画『E.T.』(1982年)を思い出した人もいたようで、「ETの手に見える」「間違いなくエイリアンだよ。それ以外考えられない」などの声があがった。
そんな憶測があがるなか、ブラジルの海洋生物学者エリック・カミン氏(Eric Comin)は「水棲哺乳類で、クジラやイルカなどの鯨類のものではないか」と指摘。また物体の大きさから鯨類のヒレと見ており、白骨化している状態から推測するとこの生物は18か月前に海で死んだ可能性が高いと説明した。
そして同じ骨のような物体では、2023年7月にオーストラリアのクイーンズランド州で死骸が見つかり、