大金を自宅で保管していたマレーシアの女性に悲劇が起きた。大切に箱にしまい込んでいた3万リンギット(約90万7200円)分の紙幣を取り出そうとしたところ、元の形が分からないほどボロボロになっていたのだ。銀行に持ち込んでみたが、半分ほどしか新しい紙幣に交換してもらえず、女性は涙することになった。大切な貯金が被害に遭ってしまった予想外の原因について、米ニュースメディア『New York Post』などが報じている。
マレーシアのクランタン州に住むカイルル・アズハルさん(Khairul Azhar)は先月23日、祖母の身に起きた悲劇を自身のFacebookに報告した。カイルルさんによると祖母は来年、イスラム教における巡礼“ハッジ”のため、サウジアラビアのメッカに向かう資金を貯めていた。祖母は巡礼を非常に楽しみにしており、箱の中に少しずつ紙幣を入れて自宅に保管していた。
ところがある日、祖母が箱の中のお金を確認しようとしたところ、衝撃の事実を目の当たりにした。3万リンギット(約90万7200円)分の紙幣が入っているはずの箱の蓋を開けると、ボロボロになった紙切れが箱いっぱいに詰まっていたのだ。実際の写真には、細長い形に細切れになった多数の紙が確認できる。残った部分でかろうじて紙幣と分かるが、ほとんど原形をとどめていなかった。
カイルルさんによると、