タイ在住のあるシングルファーザーが、養子の娘に寂しい思いをさせないようにと母の日のイベントに女装して参加した。その様子を捉えた動画には、愛情あふれる父と娘を応援する温かなコメントが多数寄せられている。ポジティブになれるようなストーリーを紹介している米メディア『Upworthy』などが報じた。
タイでは毎年、8月12日が母の日である。この日、タイ北部のカムペーンペット県サイガーム郡ノントン小区にある「バン・ノエン・クロイ・スクール(Ban Noen Kroi School)」で母の日の特別なセレモニーが開催された。このセレモニーは、生徒たちが母親の前にひざまずいて、ジャスミンの花を贈ったり、愛情や尊敬、感謝などを伝えるものだ。
セレモニーを主催した学校側としては、普段はなかなか言いづらいであろう母親への感謝の気持ちを生徒が伝えることができるように意図したと思われるが、さまざまな事情で母親が来られない生徒にとって、こうしたイベントは居心地が悪く感じられるかもしれない。しかし生徒の一人で父子家庭のノン・クリームさん(Nong Cream)は、イベントに参加した父ジョー・ルックポンボーディーさん(Joe Lookphonbodee、48)の姿を見て大喜びし、忘れられない思い出を作ることとなった。
「娘のためなら私はお母さんにもなれるよ(笑)」というキャプションを添えてTikTokに投稿された動画には、