ミルの首輪が壊れたことで愛犬もろとも床の上に落下し、最悪の事態は免れた。
ただティアゴ君とミルはその後、エレベーターの中に閉じ込められてしまったそうで、ティアゴ君は非常用インターホンを利用して外部へ連絡し、助けが来るのを待ったという。
ティアゴ君はのちに「ベストフレンドの犬が吊るされるのを見た時は、とにかく必死でパニック状態だった」と明かしており、「どこから勇気が湧いてきたのかは分からないけど、身体が咄嗟に動いた」と当時のことを語った。
またティアゴ君の父ロドリゴさん(Rodrigo)は「あんなことが起きるなんて恐ろしいし、これは深刻な事態だと思っている。最悪の場合、両方が命を落としていた可能性もあるわけだからね」と述べ、息子と愛犬の無事に胸を撫で下ろしていた。
ちなみにこのニュースには、愛犬を救った男児の機転を称える声があがる一方、「この子がリードを手に持っていたら、こんなことは起きなかったはず」「クレイジー!」「ペットをもっと大切にしなきゃ」「とにかく無事だったから良かった」「エレベーターの事故がなくならないね。もっと注意しないと!」といったコメントも寄せられた。
なお今年6月には中国でも、リードを持った男児がエレベーターのかごの中で宙吊りになる事故が起きていた。リードをつけたヤギがエレベーターに乗り込む前にドアが閉まったことが原因で、残念なことにヤギは絶命したという。
画像は『NY Breaking 2023年8月28日付「Heroic Moment Brazilian Boy Thiago Magalhães」』『G1 2023年8月27日付「Menino conta como salvou cadela que ficou com coleira presa em elevador: ‘Medo e desespero’」(Foto: Arquivo pessoal/Rodrigo Magalhães)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)