ドローンによる空中ライトショーは、2021年に開催された東京オリンピックの開会式でも大いに話題となったが、演出の自由度が高いことから近年ではますます大規模イベントに取り入れられている。そんな中、米テキサス州フォートワース近郊で開かれたアメリカ独立記念日のイベントで、ドローンによる空中ライトショーがギネス記録に認定された。同州ダラスのニュースメディア『KDFW』『Dallas Morning News』などが伝えた。
『ブリタニカ国際大百科事典』によると、米国は独立宣言から1年後の1777年7月に花火を打ち上げて建国を祝ったという。以来、アメリカ市民にとって欠かせない独立記念日の打ち上げ花火だが、ここ数年はゴミや空気汚染、山火事など環境への影響に配慮して伝統行事のスタイルに変化が起きている。
フォートワース近郊のノース・リッチランド・ヒルズ市(North Richland Hills)では、独立記念日のイベント「Family 4th」で、今年から火薬を用いた花火の使用を抑えて、地元の「スカイ・エレメンツ社(Sky Elements, LLC)」が手掛けるドローンの空中ライトショーを披露した。
現地時間7月3日の夜に催された同社が手掛けた10分間のショーでは、明るいLEDライトを装備した1,002台のドローンが複雑なフォーメーションを何度も変えながら、星条旗や国鳥のハクトウワシ、アメリカの独立と発展を象徴する愛国的なシーンを次々と夜空に描いていき、