ブラジルで先月27日、双子姉妹の1人が卵膜と羊水に包まれたままの被膜児として誕生した。羊水の中の赤ちゃんの手足の動きやへその緒までがはっきりと分かり、「なんて美しく特別な瞬間!」と話題になっている。ブラジルのニュースメディア『G1』などが伝えた。
ゴイアス州イポラのエヴァンジェーリコ病院(Hospital Evangélico)で6月27日、ヴァネッサ・ダヤネ・バチスタ・オリヴェイラさん(Wanessa Dayane Batista Oliveira、27)が、帝王切開で双子姉妹ルアラちゃん(Luara)とリヴィアちゃん(Lívia)を出産した。
双子を取り上げたのは産婦人科のリアンドラ・カンポス・バルボサ医師(Dr. Leandra Campos Barbosa)で、ルアラちゃんは普通に誕生したものの、リヴィアちゃんは被膜児だったという。
被膜児の誕生は8万分の1の確率と言われており、ヴァネッサさんは「まさか我が子が被膜児だなんて、思いもしなかった。本当に驚いたし、まるで魔法にかけられたようだった」と明かし、「素敵な贈り物を受け取った気分よ」と続けた。
分娩の様子を捉えた動画では、水風船のような羊膜の一部が子宮から飛び出していて、リヴィアちゃんの足が中で動いているのが見て取れる。バルボサ医師は卵膜が破れないように慎重に取り出しており、卵膜が姿を現すと、