米フロリダ州のビーチで今月11日、海水浴客の間をスイスイと泳ぐクマが目撃され、話題を呼んでいる。当時の様子を捉えた動画には、大勢の人で賑わう波打ち際を小柄なクマが浜辺に向かっていく様子が映っていた。予想外の場所でクマに遭遇した観光客らは、怖さよりも驚きの方が強かったようで、逃げずにクマの様子を観察していたそうだ。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
米フロリダ州オカルーサ郡デスティンのメキシコ湾に面したビーチで、クマが海を泳いでいる光景が撮影された。目撃者によると、このクマは沖合の方から現れ、泳いで浜辺の方に向かってきたという。当時、同ビーチを訪れていたクリス・バロンさん(Chris Barron)は「最初はサメが現れたのではないかと心配しましたが、よく見ると犬のようでした」と当時の出来事を振り返った。
12歳の弟と一緒に海の中にいたというクリスさんは、近づいてくる生き物を“犬”と思い込んでいたが、次第にそれがクマであることに気付いた。クリスさんは「あの場にいた人々は、怖がるどころかショックを受けていたと思います。誰もメキシコ湾でクマを見ることになるとは思わないですからね」と語っている。クリスさんも驚いている間に、クマはスイスイとクリスさんと弟の真横を泳いで浜辺に向かっていったという。
当時の様子を捉えた動画には、