雷の直撃を受けて即死した父と手を繋いでいた6歳男児が今月、事故から1か月後に息を引き取った。脳の損傷が酷く、人工呼吸器が外されて3日後のことだった。悲劇のニュースを英ネットメディア『The Mirror』などが伝えた。
米テキサス州バレーミルズで先月15日午後5時10分頃、マシュー・ボッグスさん(Matthew Boggs、34)が自宅前の車道で雷の直撃を受けて即死した。マシューさんはスクールバスで帰宅したイライジャ君(Elijah、11)とグレイソン君(Grayson、6)を出迎えたばかりだった。
この事故で、マシューさんと手を繋いでいたグレイソン君も重傷を負い入院していたが、今月16日に死亡が確認された。
当時、2人と少し離れていて無事だったイライジャ君は「落雷は前ぶれもなく起こり、突然4つの靴が飛んだ」と明かし、事故直後の様子をこのように語っていた。
「2人は車道に顔を突っ伏して倒れてしまった。本当に怖かった。」
「倒れたグレイソンを仰向けにすると、少し笑っているように見えた。僕は最初、2人がふざけているのかと思った。でもお父さんを仰向けにすると、頭の真ん中から出血していて、顔色はすでに紫に変わっていた。」
ボスキー郡保安官事務所によると、救急隊が駆けつけた時、2人は意識がなく、マシューさんは即死だったという。ただグレイソン君は呼吸をしており、地元の病院に搬送されて人工呼吸器に繋がれ、