「ドアの取っ手に掛けたバッグがまさか、娘の命を奪うとは…。同じ悲劇は二度と繰り返してはならない」―そんな願いを込め、スコットランド在住の両親がメディアのインタビューに応じた。亡くなったのは1歳2か月の女児で、バッグの紐が首に絡まってしまったという。スコットランドのニュースメディア『Daily Record』などが伝えた。
スコットランドの小さな町アルネスに住むコナーさん(Connor)とハンナ・マカフィーさん(Hannah Macphee)は先月、可愛い一人娘ミアちゃん(Mia)を悲劇的な事故で亡くした。
事故が起きたのは先月24日のことで、キッチンにいた両親は隣の部屋にいるはずのミアちゃんがあまりにも静かなことに気付き「何かあったのでは?」と胸騒ぎがしたという。
そしてコナーさんが様子を見にいくと、ドアの取っ手に掛けられていたバッグの紐にミアちゃんが首を絡めた状態で、動かなくなっていた。コナーさんは大声でハンナさんを呼び、半狂乱状態でバッグの紐を外したそうだ。
なおドアに掛けていたバッグは、リュックとしてもトートとしても使える細い肩紐が付いたタイプのもので、ハンナさんは当時のことを「私たちがミアから目を離したのはほんの数分のことだった」と明かし、こう振り返った。
「コナーが絡まった紐を外すと、私は娘をキッチンに運び、床に寝かせて心肺蘇生法を始めたの。一方でコナーは緊急通報をし、隣人も駆けつけた。そして8歳の息子には、2階に行くように伝えたわ。」
「ただ私はその時、娘がどれだけ深刻な状態に陥っていたかを把握していなかったの。娘は酸素がない状態がしばらく続いたせいで呼吸が止まり、心臓が再び動き始めるまで30~45分を要したわ。」
こうしてミアちゃんは「レイグモア病院(Raigmore Hospital)」に緊急搬送された後、