ニュージーランド北島の海岸で今月7日、奇妙な流木が発見された。表面には貝のような生き物が大量に張り付いており、気味悪がる声も届いたが、「一部の地域で高級食材として扱われている生き物では?」という声もあがっている。ニュージーランドのニュースメディア『Stuff.co.nz』などが詳細を伝えた。
話題の流木が打ち上がったのは、ニュージーランド北島ベイ・オブ・プレンティだ。近所に住むカイリー・モーマンさん(Kylie Morman)が、朝の散歩をしている時に不思議な流木を発見した。「ミミズのような触手があって、貝殻の中に生き物がいたんです」とカイリーさんは振り返っている。
流木は約5メートルという大きなもので、公開された動画によれば、流木の表面は貝のような生き物でびっしりと覆われていることが分かる。多数の白い貝殻から長い触手が伸びており、カイリーさんが指で触れると中に引っ込んで貝殻がキュッと閉まる様子も映っている。
アニータ・ベテューヌさん(Anita Bethune)もこの流木を目撃した1人で、「まるでエイリアンのような流木でした。一体これは何なの?」と驚いていた。多くの人にとっては見慣れない生き物だが、この奇妙な生き物を知っている人々から「“グースネックバーナクル(Gooseneck barnacle)”というフジツボの一種では?」という声があがった。
その後、オークランド博物館の海洋無脊椎動物学芸員であるウィリアム・ブロムさん(Wilma Blom)がこの生き物を確認したところ、