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米テキサス州の高校でガスのような異臭が発生し、7人が病院に運ばれた。実はこの前日にも異臭が確認されており、休校措置となった学校には警察や消防隊が駆けつけて調査を進める事態になった。その後、生徒の1人が「イタズラ用に販売されていた高濃度の悪臭スプレーを学校で使用した」と打ち明けたという。米テキサス州のニュースメディア『Courier of Montgomery County』などが伝えている。
最初に異臭が確認されたのは、今月3日。米テキサス州モンゴメリー郡にあるキャニー・クリーク高校の食堂付近でガスのような臭いが発生し、消防隊が駆けつけた。ガス漏れが起きていないか校内全体を確認したが、そのような兆候は見られなかった。しかし翌日の正午、再び異臭騒ぎで消防隊が呼ばれ、強烈な臭いを嗅いでしまった14人の生徒が体調不良を訴え、頭痛の症状があった7人が病院に搬送された。大事には至らなかったものの、同校はこの事態を受けて臨時休校とし、調査のため翌日も休校の措置をとった。
異臭の原因を特定するため、消防隊や警察など複数の機関が駆けつけ、校内を隅々まで調査することになった。キャニー・クリーク消防署長のレイモンド・フラネリーさん(Raymond Flannelly)は「ガス検知器を使用して建物全体をチェックしましたが、ガス漏れは見つかりませんでした。危険物対応チームが空気のサンプルを入手し、ガスのモニタリング装置を使って確認しましたが、疑わしいものは検出されず、同校の空気質の安全性が確認されました」と話した。
同校がコンロー学区警察と協力して原因不明の異臭を特定するために調査を進めていたところ、