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writer : ac

【海外発!Breaking News】父から贈られた8千円のバッグを「高級」と呼び揶揄された女性、ブランド創業者が粋なサプライズ(シンガポール)<動画あり>

苦労する両親の後ろ姿を見て育った17歳の女性は今年初め、父からファッションブランド「チャールズ&キース(CHARLES & KEITH)」の約8000円のバッグをプレゼントされて大興奮、SNSで「私にとって初めての“ラグジュアリー(高級)”なバッグよ!」と披露した。ところがこの投稿を揶揄するコメントが殺到。女性がその後、涙ながらに自身の身の上を語ると、ブランドの創業者が粋なサプライズを演出した。米ニュースサイト『Insider』などが伝えている。

シンガポールに住むゾーイ・ガブリエルさん(Zoe Gabriel、17)は1月8日、TikTokでファッションブランド「チャールズ&キース(CHARLES & KEITH)」で購入したトートバッグを披露、「これは私の最初の“ラグジュアリー”なバッグ」「お父さん、ありがとう」と言葉を添えた。

「これは私の最初の“ラグジュアリー”なバッグ」「お父さん、ありがとう」と嬉しそうに「チャールズ&キース」のトートバッグを見せるゾーイさん(画像は『zoe 2023年1月8日付TikTok「thank you dad」』のスクリーンショット)

シンガポールのニュースサイト『The Straits Times』によると、ゾーイさんが購入したバッグは同店のオンラインショップで約7840円(79.9シンガポールドル)だったそうだが、この投稿にはヘイターから「それがラグジュアリー?」「誰かラグジュアリーって何か教えてやれよ」といったコメントが相次ぎ、これまでの再生回数が2280万回を超えた。

シンガポールに本社を置く「チャールズ&キース」は、バッグやシューズ、アクセサリーなどを中心にリーズナブルな商品を展開、モダンで洗練されたデザインが魅力のグローバルファッションブランドとして知られており、ゾーイさんは最初の投稿後間もなく、ヘイターからの心無い言葉に次のように反論した。

「お金について話すのは、私にとっては最も心地が悪いことだけど…。私の家族はお金がなかった。私たちは新しい物を買うことができなかった。パンでさえね。私たちがフィリピンからシンガポールに初めて来た頃は、ブレッドトーク(BreadTalk)というパン屋の前を通るたび、両親はこう言ったの。『次回、買ってあげるからね』とね。でもその“次回”が来ることはなかったわ。」

「あなたたちのコメントからから言えるのは『裕福であるが故、無知である』ということ。あなたにとっては80シンガポールドルのバッグなんてラグジュアリーではないかもしれないけど、私と私の家族にとっては価値があるものなの。だから私は父がこのバッグを買ってくれたことをとても嬉しく思っているわ。だって父が一生懸命働いたお金で買ったものよ。バッグのことでネガティブなことを言われるなんて信じられないわ。私はバッグを手に入れて嬉しくて仕方なかったのに…。」

ゾーイさん一家は2010年にフィリピンからシンガポールに移住しており、

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