米国立衛生統計センター(NCHS)の2020年度の統計によると、アメリカ国内で最も殺人による死亡者数が多いのはカリフォルニア州だったという。このほど同州ロサンゼルスで、小型食料品店にナイフを持った強盗が押し入る事件が発生した。しかし同店の女性店員は強盗に果敢に立ち向かい、ナイフを奪い取って撃退したそうだ。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
米カリフォルニア州ロサンゼルス市内のウェストレイクにある小型食料品店「Amaya’s Mini Market」で現地時間9日の午後、マスクをして野球帽を被った男がナイフで脅して強盗を働こうとした。この店には当時、女性店員のセイダ・ヴェンチュラさん(Sayda Ventura、26)しかいなかったという。
男は店内で制汗剤を購入するふりを見せ、セイダさんに代金を支払おうとした。ところがその瞬間、男は刃渡り15センチ以上もあると見られるナイフを取り出し、セイダさんの背中に当てると「静かにしろ! 大声を出すと殺すぞ」と脅した。
当時の様子は店内の監視カメラが全て記録しており、そこにはナイフをセイダさんに押し当てる男の姿が捉えられている。しかしセイダさんは怯むことなく、