ポーランドにある銀行で今月6日、26歳の女が銀行スタッフにナイフを突きつけて金銭を要求する事件が発生した。ちょうど銀行を訪れていた91歳の女性はこの強盗に対し怒りを覚えたようで、背後から近づくと持っていた杖を振りかざし力いっぱい叩き続けた。勇敢なおばあちゃんの行動を捉えた動画がネット上で話題になっている。『The First News』などが伝えた。
事件は今月6日、ポーランド南東部プシェミシル市にある銀行「PKO Bank Polski」で発生した。犯人はゾーヤ・P(Zoja P.)という26歳の女で、建物に入ると銀行スタッフの1人にナイフの刃を向けて金銭を要求した。
当時の様子はカメラが捉えており、画面左側に立つゾーヤが右側にいるハイヒールの女性の髪の毛を鷲掴みにしていた。ナイフは映っていないが、周囲にいる他のスタッフはゾーヤがナイフを持っていたため迂闊に近づけない状態だ。女性の1人が「いったい何をしているの?」と尋ねるとゾーヤは「銀行強盗をしているんだよ」と答えたが、「なぜこんなことをするの?」と聞かれたゾーヤは「だって…」と返すだけだった。
この時、ゾーヤは奪った12,500ズウォティ(ポーランドの通貨単位)、日本円にして約38万円の現金をバッグの中に詰めていたが、