アメリカのピザ店が挑発的な言葉遣いの求人広告を出して話題を呼んでいる。店側はちょっとしたユーモアを加え注目を集めようとしただけだったが、ピザの注文をする電話が鳴りっぱなしになったそうだ。一方で、求人広告が気に入らない人からの嫌がらせも受けているという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
話題の求人広告は、米オハイオ州コロンバスにある家族経営のピザ店「Santino’s Pizzeria」が出したものだ。オーナーのロブさん(Rob)はこの求人広告の意図について、「ユーモアを使うことによって他の店との差別化を図り、より多くの応募者を集めようと考えていました」と真意を打ち明けた。ロブさんはこれまでIndeedやMonsterなどの求人検索に用いられるプラットホームを利用してスタッフを募集していたが、なかなか人が集まらなかったという。そこで従来とは違うアプローチをする必要があると考え、「スタッフ募集中(愚か者を除く)」という文言を思いついたそうだ。
共同オーナーであるジェイデン・ダニガンさん(Jayden Dunigan)は「新しいスタッフを時間とお金をかけてトレーニングしても出勤しなくなってしまうことが悩みの種だったんです。私たちが採用してきた人たちは、ただ働きたくないだけのようでした。彼らには労働意欲が無いのです。求人募集に書いた“愚か者を除く”というのはそういうことですよ」とこの求人広告を作成するに至った経緯を話した。
店長のヘザー・ストックトンさん(Heather Stockton)は「とにかく信頼できる人、時間を守る人、サンダルで出勤しない人を探しているんです」と話しており、