アメリカに住む26歳のある女性は、両手の指が3本ずつしかない。子どもの頃からいじめに遭い、大人になってからも様々な困難を乗り越えてきた彼女だが、自ら「恐竜の手」と呼ぶ両手をSNSに公開したところ、前向きな姿勢が共感を呼びフォロワーを徐々に増やしているという。『New York Post』『Latestly』などが伝えている。
米マサチューセッツ州在住のキャシディー・ララミーさん(Cassidy Laramee、26)は、生まれた時に右手の指が3本しかなく、左手は奇形で、5本のうちの2本が親指で小指は極端に短かった。そのためキャシディーさんは生後まもなく左手の小指と親指1本を切除したという。
指が3本しかないキャシディーさんは、これまでに周りから心無い言葉を向けられてきた。小学3年生の時には酷いいじめを受けたことで転校することになり、家族で引っ越しを余儀なくされた。また大人になってからも周囲からの偏見はなくならず、現在、自動車販売店で働くキャシディーさんは、顧客と握手する時に相手から怪訝な顔をされてしまうそうだ。
また初めてネイルサロンを訪れた際、足の親指のようなキャシディーさんの手の親指を見たネイリストから「おっと、これは足の爪用のエクステンション(人工爪)を使わないとね」とからかわれてしまった。ネイリストは冗談のつもりで言ったようだが、キャシディーさんはショックとともに恥ずかしい思いをし、しばらくはネイルサロンに行くのを止めてしまったという。
しかしある日を境に、キャシディーさんは自分の指に自信が持てるようになった。そのきっかけは、