TikTokの「失神チャレンジ」により12歳女児が窒息死したとされる事故で、オンラインの危険なチャレンジに注目が集まっている。過去のデータでは、このチャレンジで死亡した若者の平均年齢が13歳という報告もあり、TikTokに規制強化を求める声があがっているという。『LA NACION』などが新たな情報とともに伝えている。
アルゼンチンのサンタフェ州カピタン・ベルムデスに住むミラグロス・ソトさん(Milagros Soto、12)が今月13日、TikTokで流行中の「失神チャレンジ」に挑戦し、ライブ配信中に死亡したというニュースは記憶に新しい。
失神チャレンジとは、一時的な陶酔状態を達成するために自分の首を絞めたり胸を圧迫することを失神するまで継続し、その過程を撮影して共有するもので、ミラグロスさんは自宅で窒息死しているのが発見されていた。
『Jam Press』は当初「ミラグロスさんは2度チャレンジに挑戦、3度目に首からロープを外すことができずに死亡した」と報じており、叔母ローラ・ルクエさん(Laura Luque)も「姪はチャレンジのリンクをメッセンジャーアプリ“WhatsApp(ワッツアップ)”を通して送られ、誰かにけしかけられて挑戦した」と述べて、学校でいじめを受けたことを明かしていた。
しかしここにきて当局は「押収したミラグロスさんの携帯電話には、チャレンジに参加するためにWhatsAppにリンクが送られた形跡はなく、失神チャレンジに挑戦したと言い切ることはできない。ミラグロスさんは首を吊って死亡するまでの過程を録画しており、自殺として調査をしている」と公表した。ただ首を吊った理由については未だ分かっておらず、