フィリピン在住のある少年とその父親のやりとりが多くの人の心を温かくしている。現在16歳になる少年は8歳の頃、学校が終わるとまっすぐ自宅に帰らず毎日寄り道をしていた。不審に思った父親が息子の後をつけていったところ、その行動に胸を打たれたという。『LADbible』『Obsev』などが伝えた。
フィリピンのミンダナオ島にあるダバオに住むバリー・アマンテさん(Barry Amante)と息子ケン君(Ken)の9年前のやりとりが、最近になって『LADbible』などが伝えたことで注目を集めている。当時8歳だったケン君が、学校から帰宅する時間がある日を境にして遅くなったことにバリーさんは心配した。
両親から見て、普段のケン君は手がかからず申し分のない子供だったそうだ。しかしどこかへ寄り道しているにもかかわらずバリーさんには何も告げず、そのうえ毎月あげていたお小遣いもすぐに使い果たしている状態だった。
そんなケン君にバリーさんは、一抹の不安を感じて放課後にこっそりと後をつけることにした。するとケン君は食料品店に立ち寄り、購入したものをバックパックに詰めて店から出てきた。さらにケン君は人気のない場所へ向かっていった。
そして誰もいない道の真ん中にしゃがみこんだケン君は、バックパックから食料品店で購入したものを取り出した。その後、数頭の野良犬が現れてケン君の周りを取り囲んだことから、バリーさんはケン君が野良犬に襲われるのではないかと心配になり、すぐに駆け寄って野良犬を追い払ったそうだ。
その瞬間、