クリスマスの時期には、日本でもショッピングモールなどでサンタクロースの姿を見かけることがある。ブラジルで白血病と闘っていた女児は今から4年前、そんなサンタクロースにあるお願いをしたところ、数日後に願いが叶ったという。その後の展開も含めたクリスマスの感動のストーリーを『Good News Correspondent』が伝えている。
ブラジルのマットグロッソ州クイアバに住むマリア・エデュラダちゃん(Maria Eduarada、11)は、3歳の時に白血病と診断された。母リティエリー・サントス・ダ・シルヴァさん(Ritieli Santos da Silva)がある朝、マリアちゃんの首にしこりがあるのを発見、病院に連れて行くとそのまま入院したという。
それまで病気などしたことがなかったマリアちゃんはその後、外出もままならなくなり、すぐに化学療法が始まった。そうして1年後、一度は寛解したものの、6歳だった2018年春に突然熱を出して体調が急変した。再発だった。
つらい化学療法を再開したマリアちゃんだが、病気の悪性度は高く、リティエリーさんは医師から「マリアちゃんの命を救う唯一の方法は骨髄移植です」と告げられた。リティエリーさんは自宅に戻ると、娘に隠れるようにして泣き崩れた。
それ以来というものリティエリーさんは、マリアちゃんと一緒に「ドナーが一刻も早く見つかりますように」と毎日祈りを捧げ、クラウドファンディングを立ち上げて治療代を募った。
そしてクリスマスが近づいた2018年11月中旬のこと、7歳になったばかりのマリアちゃんは母と一緒にショッピングモールに出かけ、赤い大きなソファーに座り子供たちに順番に挨拶をしていたサンタクロースにこんなお願いをした。
「私の骨髄移植のドナーを見つけて欲しいの!」
するとサンタクロースはマリアちゃんをそっと抱き寄せ、