先月22日、インドで昏睡状態の妊婦が女児を出産した。今年3月、妊娠6週目だった女性は走行中のバイクから転落する事故に遭い頭部に重傷を負った。これまで5回の手術を受け一時は人工呼吸器を装着していた女性だが、超音波検査で胎児に異常がないと確認された結果、家族は妊娠を継続することにしたという。『The Daily Star』などが伝えている。
インド北部ウッタル・プラデーシュ州出身のシャフィーヤさん(Shafiya、23)は今年3月、妊娠して6週に入った時にパートナーが運転するバイクの後部座席から転落した。
地元メディアによると、彼女のブルカ(イスラム教徒の女性が着用するヴェール)が走行中のバイクの後輪に挟まったことで転倒し、当時ヘルメットを着用していなかったシャフィーヤさんは頭部に重傷を負い昏睡状態に陥ったという。
これまで同州ブランドシャールにある「全インド医科大学(All India Institute of Medical Sciences、AIIMS)」で5つの神経系の手術を受けてきた彼女は、人工呼吸器を装着していた時期もあり、怪我による脳への圧迫を解消するために頭蓋骨の一部を切除することもあったそうだ。
そんなシャフィーヤさんの病状から医師たちは妊娠を中断するかどうか難しい決断を迫られていたが、超音波検査で胎児に異常がないことを確認し家族と相談した結果、妊娠を継続することにしたという。
ちなみに昏睡状態に陥ると脳の活動が最小限になり、