
ベックリーが仲間に歓迎を受ける様子はLCRPのFacebookで紹介された。
動画では、森の中から次々とチンパンジーたちが現れて手を大きく広げてギュッとハグしたり、キスしたり、肩を抱いて森の中へと案内していく。一方のベックリーもふざけて転がってみたり、自らハグをしにいったりと喜びが体中から溢れ出しているようだ。
なおLCRPは「チンパンジーは人間のペットにすべきではないし、強制的に人間と一緒に暮らすようなことはあってはならない…。保護された孤児のほとんどは完全に野生化できないが、自然で安全なサンクチュアリーで他の仲間たちと一緒に暮らし成長することはできるのだ」と謳っており、この動画には次のようなコメントが寄せられた。
「美しい!」
「人間よりも素敵な関係を築いているのでは?」
「ハグ、キス、そして肩を抱く姿に涙!」
「幸せなのが伝わってくる。」
「もともとは密猟者が孤児を作り出してしまったのよね。違法な取引はいますぐやめて欲しい」
「こんなサンクチュアリーを作ってくれてありがとう!」
ちなみにLCRPの創設者であるジミーさん(Jimmy)とジェニー・デスモンドさん(Jenny Desmond)は今年10月、動物福祉や保護活動が認められて国際動物福祉基金(IFAW)の「アニマル・アクション・アワーズ」を受賞している。2017年に25年間のリース契約を結んだ100エーカー(東京ドーム約8.5個分)の森とリハビリセンターには現在、チンパンジー80匹以上が暮らしているそうで、その数は年々増えているという。
画像は『Liberia Chimpanzee Rescue 2022年9月27日付Facebook「Little boy Beckley meets all of his new family for the first time」、2022年9月21日付Facebook「Another day closer to baby Beckley’s transition to the Little Bassa forest」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)