お笑いコンビ・空気階段の鈴木もぐらは、下積み時代に歌舞伎町のカラオケバーでアルバイトをしていた時期がある。バイトを辞めてから1年半ほどで空気階段が『キングオブコント2021』に優勝して多忙となり、しばらくこのカラオケバーから足が遠のいていた。先日、久しぶりにその店を訪れたところ常連客のほかに見慣れぬ顔が増えていたという。その時の出来事に一抹の不安を覚えた鈴木もぐらは、その不安を一人では抱えきれなくなり、とうとうその思いを洗いざらいぶちまけた。
10月17日深夜放送の『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)での鈴木もぐらの告白によると、そのカラオケバーの社長は「ダンディーさん」と呼ばれている。店長から鈴木もぐらに連絡があり「今週、社長のバースデーを祝いたいのでサプライズ的に内緒で来てもらえないか」と頼まれたそうだ。鈴木にとって社長である「ダンディーさん」は「レペゼン歌舞伎町」(「レペゼン」=ヒップホップの歌詞などで「代表する」を意味)であり、「歌舞伎町の代表」のような存在だということで断るわけにいかない。さらには相方の水川かたまりから問われた「ダンディーさん」と呼ばれる由来に関しても、「いろいろあんのよ。歌舞伎町で店を経営して本名を名乗らない。そこを掘るな」と鈴木は言葉を濁しており、鈴木自身も裏社会の匂いを薄々感じていたようだ。
夜になって店に行くと「ダンディーさん」の誕生日パーティーはすでに始まっていた。「ダンディーさん」は「もぐらー、なんで来てくれたんだ!」と喜んでいきなりシャンパンを注いできた。店内を見渡すといろいろな客が20人ほど集まっており、