キャサリン皇太子妃が北アイルランドを訪問中、握手をした群衆の中の女性から、その場が緊張で凍り付くような言葉を投げかけられた。イギリスとアイルランド、そして北アイルランドをめぐり、今なお続く非常に政治色の濃いその女性の発言に対し、「王族は政治不介入」というプロトコルのもとキャサリン皇太子妃が見せた対応に、イギリス国内からは「プロフェッショナル」「王室の宝物だ」と称賛の声があがっている。
現地時間6日、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が北アイルランドに到着した。
まず夫妻は首都ベルファスト北部にある自殺防止の慈善団体「PIPS」を訪問し、スタッフやカウンセラーと対談。同団体が行っている救命活動や、自殺願望を抱く人々を支援するため、あらゆる障害を取り除く努力をしていることなどを聞いた。
この後、同団体の建物を出た夫妻は、沿道に集まった群衆達と握手や会話をして交流した。その際、最前列で握手を求めた女性がキャサリン皇太子妃に向けて、場の空気を一変させ、緊張状態で周囲を凍り付かせるような言葉を放った。
グリーンのトップスにマフラーをつけたその女性は、キャサリン皇太子妃と固い握手を交わすと、「お会いできて嬉しいわ。だけど、あなたは自国にいる時の方が良かったですね」と言い、