その時にタタンカはこのフェイクの腕を見つけて遊び始めたのだ。当時の様子を捉えた写真には、肘から下の部分の腕をくわえて楽しそうにジャンプするタタンカの姿が写っていた。腕の切断面には赤い塗料が塗布されて骨のような白い部分も確認でき、一瞬見ただけではとてもフェイクとは思えないほどリアルな作りだ。
「タタンカの体重は224ポンド(約101キロ)もあるのでその大きさだけでほとんどの人は二度見するのですが、人間の体の一部をくわえていたのでみんな驚き、立ち止まってタタンカを見ていたので本当に面白かったです。近所の人たちはその腕がハロウィン用の飾りだと分かるまで凝視していたので、思わず笑ってしまいました」とデブラさんは明かしている。
このフェイクの腕はネットオークションサイト「eBay」にて7ドル(約1000円)で購入したそうで、タタンカはこれを気に入ってしまい毎年、この腕を見ると大興奮して持ち去ると宙に投げたりして遊んでいるという。デブラさんは数年かけて7~8個ほど似たようなフェイクの腕を購入したそうで、そのたびにタタンカのお気に入りのおもちゃになるそうだ。
真実を知り胸を撫でおろした近隣住民らは「あれは郵便配達員の腕かな?」「タタンカは(遺体を隠すために)庭を掘っているのかな?」など冗談を言って笑っている。
デブラさんは「残念なことに体の大きさのせいで多くの人はタタンカを怖がっており、道を歩いている時はわざわざ反対の道に渡ってタタンカを避ける人もいます。飼っている3頭の中で一番ふざけるのが大好きで、いつもはしゃいでいますよ」とタタンカの明るい性格を明かした。
ちなみに過去には血まみれで動かない愛犬に心臓が止まりそうなほど驚いた飼い主だったが、口紅で遊んでいただけだったという話題も笑いを呼んでいた。
画像は『The Daily Star 2022年9月7日付「Worried neighbours feared dog ate postman after finding pooch with ‘severed hand’」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)