国王の宣言をした後に演説でこう述べた。
「私は、我々全員が被った治癒不可能な喪失について、あなた方と国民、全世界の人々がどれほど深く同情してくれているかを理解しています。」
そして「私に課せられた重い任務を遂行し、残された人生を捧げます」と国王として生涯公務を続けることを約束した。
続いて短い個人的な言葉を述べた後、女王の死に関する正式な宣言を行い、イングランド国教会から分離したスコットランド国教会を「守る」という誓いを立てた。この宣誓は、1707年以来のイングランドとスコットランドの連合を象徴するものとなる。
午前11時には、セントジェームズ宮殿のフライアリーコートを見下ろすバルコニーからトランペットが鳴り響き、国王宣言を告げる主文が読み上げられた。
その後、ハイドパーク、ロンドン塔、エディンバラ城、ヒルズボロ城、カーディフ城で銃礼が行われ、イングランドの歩兵連隊「コールドストリームガード」のバンドと王立騎兵隊の8人のステートトランペッターによる国歌が演奏された。
午後12時には、ロイヤル・エクスチェンジで2回目の宣言文が読み上げられた。
英メディア『Daily Mail Online』によると、チャールズ国王を乗せたロールス・ロイスがバッキンガム宮殿に戻ってくると、集まった群衆から「ゴッド・セイヴ・ザ・キング!」の歓声が響き渡った。国王は涙を浮かべ、微笑みながら人々に向けて手を振っていたという。
The moment Charles III was proclaimed kinghttps://t.co/AvhSyEi0v3 pic.twitter.com/IE0UDnKHBs
— BBC News (UK) (@BBCNews) September 10, 2022
画像は『The Royal Family 2022年9月10日付Instagram「His Majesty The King gives a personal declaration at today’s Accession Council, where he was formally proclaimed King Charles III.」、2022年9月10日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)