歌手・氷川きよし(44)が第一部を芝居、第二部は歌を披露する特別公演が15日、氷川の故郷・福岡での初日を迎えた。これまでの時代劇ではなく初の現代劇に挑戦した氷川は劇中で華麗なる6変化を見せたが、マリー・アントワネット風のロココ調ドレス姿にはひときわ大きな拍手が沸いた。
東京・明治座(6月3日~7月4日)を皮切りに、大阪・新歌舞伎座(7月23日~8月5日)と続き、福岡・博多座公演を15日にスタートさせた「氷川きよし特別公演」。今回氷川きよしは故郷・福岡にある博多座で初の座⻑公演となり、初の現代劇にも挑戦している。YouTube「博多座チャンネル」で公開された『特別コメント動画』で氷川は「22歳から歌ってきて23、4歳から劇場公演が始まった」と言い、福岡での初座長について「自分の原点である福岡でやれることがすごく嬉しい」と喜んで、観客から「元気になった」「明日からまだ頑張ろうという気持ちになれた」と言ってもらえるように「お芝居と歌のショーを一生懸命やらせていただきたい」と意気込んでいた。
そして「これまでずっと時代劇をやらせて頂いていましたが、今回はちょっと違うお芝居」と氷川が言うのは第一部『ケイト・シモンの舞踏会 ~時間旅行でボンジュール~』だ。氷川演じる、母親の看病をしながら歌手を目指す若者・子門慧音(しもん けいと)が18世紀フランスにタイムスリップし、激動の時代を生きる人々との交流を経て成⻑していく温かい物語だが、今回さまざまな役割を演じる氷川の6変化も見どころだ。ジャンヌ・ダルク風、教育係のメイド、アルセーヌ・ルパン風紳士、ブルボン家の警護にあたる衛兵と豪華衣装を身にまとった氷川だが、