我が子に暴力を振るったり十分な食事を与えず死なせてしまう事件が後を絶たないが、このほどアメリカで幼い息子を栄養失調で死なせたヴィーガンの母親に有罪判決が下った。母親は息子にヴィーガン食で育児をしていたようだ。『The Daily Star』『New York Post』などが伝えている。
米フロリダ州ケープコーラルのある民家で2019年9月27日、この家に住むシーラ・オレアリー(Sheila O’Leary、38)と夫ライアン(Ryan、33)の1歳半になる息子エズラ君(Ezra)が息をしていない状態で発見された。エズラ君はこの時、体重17ポンド(約7.7キロ)しかなく生後1歳半の標準体重24ポンド(約10.9キロ)をはるかに下回っていた。
その後、エズラ君は死亡したが、栄養失調を起こしてそれに起因する合併症を引き起こしたために亡くなったことが判明した。のちに警察の取り調べで、母親のシーラは「家族全員がヴィーガンで生の野菜と果物しか口にしていない。息子は亡くなる前の1週間、母乳だけで他に何も食べなかった」と供述している。
捜査にあたったケープコーラル警察によりシーラとライアンは児童虐待などの容疑で逮捕され、