今月9日、ブラジル在住の20歳女性が唇のピアスが原因で感染症を患い死亡した。ピアスホールから発生した感染症は血流に乗って脳まで及んでおり、女性は最終的に敗血症を引き起こして命を落としたという。治療に携わった医師は「たとえ一命を取り留めていたとしても、植物状態になっていた可能性が高かった」と明かしている。『The Sun』『UOL Notícias』などが伝えた。
ブラジルのマト・グロッソ・ド・スル州イタポランに暮らすアンドレッサ・ソウザさん(Andressa Souza、20)は先月、唇のピアスが原因で感染症に罹患した。
唇のピアスホールから発生した感染症は脳にダメージを与え敗血症を引き起こした結果、彼女は7月9日に息を引き取った。
母親マリア・アパレシダ・ダ・シルバ・オリベイラさん(Maria Aparecida da Silva Oliveira、47)はアンドレッサさんの当時の様子をこのように明かした。
「アンドレッサが唇にピアスを開けたのは今から2か月ほど前のことです。しばらくして娘の口はひどく腫れて、動かすこともできないほどでした。あまりに腫れ上がっているせいでピアスを外すこともできなくて。そして6月13日頃から体調を崩してひどい頭痛と発熱に襲われたんです。その時、この地域ではデング熱が流行っていたので、娘もきっとデング熱だろうと思っていたんです。」
しかしその後も病状は悪化する一方で、医師からはドウラドスにあるダ・ヴィダ病院(Hospital da Vida)でMRI検査を受けるよう告げられたという。そして病院に向かう途中、