英ウェールズに住む39歳の女性の子宮から、20年前に中絶した胎児の骨片が見つかった。女性は数年間子供ができず、慢性的な骨盤の痛みに苦しんでいた。電子ジャーナル『Wiley Online Library』で公開されたケースを『The Sun』などが伝えた。
ウェールズ北西部バンガーに住む39歳の女性は今から20年前、自分で子供を育てることができず、妊娠20週で中絶手術を受けた。中期中絶で手術は胎児を搔き出す掻爬法で行われた。
そして2018年になり、女性は「子供が欲しいが2年間妊娠できずにいる。骨盤に慢性的な痛みがある」と地元の婦人科を訪れたものの検査の結果、消化管の病気である「過敏性腸症候群」と診断されて薬を処方された。
それから1年後、女性は同じ症状で婦人科外来を訪れ、MRI検査まで受けたが異常は見つからず、不妊専門のクリニックを紹介された。しかしクリニックでは夫婦揃って喫煙していることを理由に治療を断られ、その後も女性が赤ちゃんを授かることはなかった。
ところが症状は2020年になっても改善せず、