ブラジル北東部ペルナンブコ州で先月23日頃から1週間にわたって継続的に強い雨が降り続き、洪水や土砂崩れの被害が相次いでいる。そんな中、洪水に見舞われたある民家の玄関に野生のイルカが人間を恐れることなくやって来た。被害に遭った家族とイルカとの交流を収めた動画は、地元の人たちの心を温かくしているようだ。『The Independent』『Indy100』などが伝えた。
ブラジルのペルナンブコ州を襲った洪水や土砂崩れは、先月30日の時点で少なくとも91人が死亡、行方不明者は26人と報じられている。被害は同州以外にアマゾナス州でも発生しており、同州イランドゥーバ市にあるパリカトゥーバ村も近くのネグロ川の堤防が決壊したことで洪水による被害が相次いだ。
そんな中で、パリカトゥーバ村のある一家の動画が大きな注目を集めている。一家は洪水被害に遭い、さぞかし肩を落としているであろうと思われたが、1頭のイルカが彼らに笑顔をもたらしたようだ。当時この家は床の高さまで浸水し、至る所で水浸しとなっていた。すると水かさの増した家の玄関に突如、野生のイルカが泳いでやって来た。
イルカは一家からエサを与えてもらい、