その後の様子をこう説明した。
「病院を訪ねると、医師は腹部に溜まった液体を排出し、別の抗生物質を処方して『これで大丈夫だろう』と言っていました。しかし穴は1ドル硬貨(27.5ミリ)ほどの大きさになり、酷い痛みが引くことはありませんでした。」
「そんな時、美容外科手術後に敗血症に罹り入院したという友人から『すぐに病院に行くように』と警告されたのです。友人は胸に穴が開いた状態が40日間も続いたそうで、それを聞いた私は急に怖くなったのです。」
なお当時のメラニーさんの腹部の写真を見ると、穴は1か所ではなく縫合した部位に沿うように開いている。事の重大さに気付いたメラニーさんが再び病院を訪ねると、多くの薬剤に耐性を持つ「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」に感染していることが判明した。
「医師は傷口に生理食塩水を浸したガーゼを当てたり、新しいタイプの薬剤を使って治療を行いました。やっと傷口が癒えてきたことを実感できるようになったのは、手術から2か月以上経ってのことでした」と語るメラニーさん。「最終的な手術の結果には満足している」と明かしつつも、「私の下の2人の子はまだ幼いですからね。子供たちがMRSAに感染しなくて本当に良かったと思っています」と述べ、こう続けた。
「実はMRSAに感染した自分の経験をシェアするうちに、手術後に感染症に罹る人が意外に多いことに気付きました。以前は手術後の合併症についてあまり深くは考えていませんでしたが、私の場合は想像以上に重症だったのです。私の経験を通し、より多くの人にMRSAや感染症の怖さについて知ってもらえたら嬉しく思います。」
画像は『The Daily Star 2022年5月30日付「Woman left with gaping hole in tummy after spending £16,000 on ‘mummy makeover’」(Image: (C) Melanie Sandberg / SWNS)』『WalesOnline 2022年5月29日付「Woman’s £16k ‘mummy makeover’ ended up with horror infection and hole in stomach」(Image: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)