同僚が行ったフィラー(充填材)注射で人生が狂ってしまったアメリカの女性医師が、長期に及んだこれまでの苦しみを語った。同僚は違法なシリコンを注入しており、女性は顔に異常が現れるまでその事実に全く気付かなかったという。『The Sun』などが伝えている。
アメリカに住む神経科医のジーナ・アンダーソンさん(Gina Anderson)は2013年、40歳の誕生日を記念し、同僚医師の勧めで頬にフィラーの注入を受けた。ちょうど顔の皺が気になり始めた頃で、同僚が施術を申し出てくれたこともあり「少しでも見かけが良くなるなら」と軽い気持ちで治療したのだった。
ところが施術から4年後、ジーナさんの右下頬は大きく隆起し、慢性的な炎症によって腫瘤が生じる「肉芽腫」と診断された。実は同僚が注入したのは違法なシリコンでジーナさんはそれ以降、顔に痛みを感じるようになり、右目の視力の低下にも悩まされた。
ジーナさんは「フィラーに使われたのはレスチレンやジュビダームビスタなどのヒアルロン酸だとばかり思っていたのですが、シリコンだったことが分かりショックを受けました。ただシリコンが注入されたのは右頬だけで、左頬には何が使用されたのかも分かりません。同僚は私のファイルを紛失したと主張したのです」と明かすと、